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CROSS TALK Vol.01

技術者から見たオルガノの魅力や環境、描く未来とは? キャリア18~20年の3人が語りました。
  • 技術開発本部
    新事業推進部
    兼 プラント本部
    事業企画部
    SHIMIZU YOZO 2002年度入社
    法学部法律学科
  • オルガノエコテクノ㈱出向
    本社技術部安全・品質・
    施工管理グループ長
    兼オルガノ㈱ 技術生産部
    HAIZUKA YOSHITAKA 2004年度入社
    工学部 応用化学科
  • 技術開発本部
    エンジニアリングセンター計画部
    エレクトロニクスグループ
    YOKOYAMA TORU 2004年度入社
    応用化学専攻

国内外の現場で活躍できる環境がある

私は水処理プラントを納める部署で、EL(Electronics)と呼ばれる半導体・電子部品メーカーの顧客向けのプラント設計をしています。EL業界は今非常に活況で、大規模プラントを次々と建設している状態。当社の収益の多くを占める部署になるので、花形ポジションと言っていいかもしれません。私は、技術の中でも受注までをメインとした「計画設計」を担当しています。顧客に対していろいろな提案ができ、議論しながらお互いの要望に合ったものを作っていける楽しさがありますね。自分の提案が通って受注し、会社の収益につながることは最大の喜びです。
私は新事業推進部で、オルガノの既存事業にはない新たな領域の事業開発に取り組んでいます。顧客への提案も仮説の設定から始まりますが、やり取りの中でその仮説が新たな価値を生んでいったりすると非常にやりがいを感じます。新事業推進部の前はベトナムに出向していました。工場長も兼務していたので、生産設計や作業員の割り当てから最後のメンテナンスサービスまでですね。専門外のことも多く、日本から助言をもらいながらの3年間でした。
リーダーというだけでなく、一つの会社を運営している感覚ですね?
まさにそう。経営者に近い経験ができるのは、緊張感も大きいけれど得るものが本当にたくさんあります。オルガノは海外拠点が多いですし、海外のプロジェクトに関わるケースも増えているので、外のさまざまな技術に触れる機会があると思います。
私はオルガノエコテクノ(OET)で本社案件全体の工事関係をフォローしつつ、現在は某半導体工場の大規模増設工事において、計画段階から工事が軌道に乗るまでの現場のとりまとめに携わっています。OETは各担当者が計画から設計、工事、試運転までを一貫して対応しており、トラブル発生時等は部内で一体となって困難を乗り越えていく。そういうところにやりがいを感じます。競合他社と比較したオルガノの強みは、納入後のフォローを含めた顧客対応の丁寧さ。それから既存設備の実績やトラブル事例を掘り下げて検証し、システム構築や提案に活かしていくところにあると感じています。

確かな技術力、プラス人間力が求められる

水処理の技術自体は競合他社と大差がなくなっている印象ですが、オルガノの特徴は標準品にとらわれ過ぎずに顧客のニーズを吸い上げ、一品一様の対応を提案できるところだと思うんです。納入後のフォローの厚さが継続的な依頼やリピートにつながっている気がしますがどうでしょう?
確かにそうですね。社内でよく話に出るのが「ひとたび納入したお客様は大切にする」。水処理設備は設置して終わりではなく、むしろそこからが始まり。特に大きなプラントはメンテナンス、改造、追加設備……と、作業が長期にわたって続きますし、関与する部署も多い。部署をまたいだ連携が欠かせません。ただ、近年はコロナ禍でコミュニケーションの難しさがありますし、価値観も目まぐるしく変わっている時代。私自身、日々勉強です。
私も今は社内で管理する立場で、現場との日々のコミュニケーションは遠隔で行っているため、出来るだけタイムリーに、密に、状況をヒアリングするようにしています。こうした取り組みが、現場で何かトラブルが発生した際の迅速なフォローに繋がりますので。また、そうした際に気を付けているのは、後輩や部下の意見を尊重すること。最善の方策でなくても、成功体験に繋げることが重要だと考えています。
現場を担当する部署のマネージャーには特に重要なことですね。在宅勤務という選択肢ができたことでコミュニケーションは一つの課題になっていますから。部下と同じ場所にいればパッと声を掛けたり、ちょっとしたことでもアドバイスできたりします。遠隔でそれと同じ状況を作っていくのは、我々世代の役目でしょうね。
これまで以上に風通しの良い雰囲気を作っていくことが、良い仕事につながっていく気がしますね。

研究に向かう気持ちをオルガノで活かしてほしい

今はAIが絵を描く時代。いずれは設計もAIにできてしまうだろうし、ここ数年でプラントのエンジニアリングはDXが一気に進むでしょう。だけど人間が活躍する余地はあると思うんです。むしろそこをオルガノの良さにしていくべきじゃないかなと。スピードアップや効率化はコンピュータに任せ、私たちはお客様の細かい要望を汲み取って、寄り添った提案をしていく。人間だからこそできるオーダーメイドの対応や最適化を突き詰めていきたいですね。
技術力ってそんなに単純じゃないですからね。お客様のニーズに対して、自分が噛み砕いて理解ができていればいろいろと組み合わせた提案もできると思います。そういう柔軟さや応用力も含めて技術力。OETでは計画から試運転まで一通り対応をしていますが、特に設計と工事は設計段階の配慮が円滑な工事進捗に大きく影響する等、直結する部分も多い中で、小中規模の案件では各担当者が一貫して取り組んでいます。一人の技術者が複数フェーズでの業務遂行スキルを習得し、一体化した対応を行うことができるようになることで、業務の効率化にもつながると感じています。
新事業推進部は、技術、開発、営業の人間でチームを組んでいるんですが、それは一つの部署だけで物事を考えていても新規事業は生まれにくいから。技術者も営業的感覚は必要で、何がお客様への貢献になるかを一緒に考えていかなくちゃいけない。既存の組織や枠を超えた取り組みが大事になるわけです。私自身、常に新しいことに挑戦し続けたいと思っていますし、兼務しているプラント本部の既存事業においてもみんなでいろいろと仕掛けていきたい。そういった一つひとつのことが、必ずオルガノの成長に直結すると考えています。
そうですね。大学生の皆さんは今さまざまな研究をしていると思いますが、研究って、仮説を立ててそれを検証していく作業の繰り返しですよね。工夫して良いものを作っていくのはオルガノの文化だから、ぜひ研究に向かう気持ちをそのまま当社に持ってきてほしいですね。