PEOPLE NO.02 INTERVIEW
エレクトロニクス事業部
エレクトロニクスビジネスユニット
営業グループ プラント営業 KEMMOTSU
TAISHIRO 2016年度入社
工業化学専攻
仙台出身の私にとって東日本大震災は忘れることのできない出来事。それを機に、水の大切さに改めて気づくとともに、時代が変化しても求められる業界・水処理ビジネスに興味を抱きました。工業化学を専攻していた大学時代は研究発表の場が多くありましたが、そこで必要となるのが、上手な伝え方です。優秀な研究成果であっても、伝え方ひとつで宝の持ち腐れになることもあります。こうした場面を経験する中で、研究よりも上手な伝え方を考えることに面白さを感じるようになり、就職活動では技術職ではなく営業を志望しました。オルガノは会社説明会で良い印象を持ちましたが、入社後はギャップどころか、思っていた以上に働きやすい環境で、ここを選んでよかったと思っています。
入社後は、幅広い業種のお客様を担当するエコシステム事業部に配属。印象に残るのは、新規のお客様の案件です。廃水処理設備のご相談をいただきましたが、原水が放流基準をクリアしていたため、本来であれば設備は不要です。
しかし、原水に色がついていることから、近隣の目を気にされていることに気づきました。設備の必要性を感じた私は、お客様の真意・要望を社内で説明。技術部も理解してくださり、一緒に丁寧な対応を行ったことで受注につながりました。この時、お客様からの要望には隠れたニーズがあることを知りました。
この案件を機に、常にお客様の真意を考え、真の要望を引き出せるよう心がけています。部署が変わった今でも、このお客様は時々連絡をくださいます。関係性がしっかり築けた証拠だと思いますし、営業冥利に尽きますね。
やりがいを感じるのはお客様の「なるほどね」という言葉。私の話に納得してもらえたことに達成感を感じますし、やはり仕事をする上で、相手への伝え方が重要であることを実感しています。現在は、半導体業界のお客様を担当しています。常に進化を続ける半導体。時代を先読みし、お客様からどういったニーズが出てくるのか自ら考えて、水処理という観点から有益なアプローチをすることが大切になると考えています。前述したお客様とリンクしますが、隠れた未来のニーズを私たちが見出す必要がある。「なるほどね」と思ってくださる提案を日々考え、しっかりと伝えていきたいですね。