PEOPLE NO.14 INTERVIEW
開発センター機能材グループ 研究開発 ITO SAYA 2017年度入社
環境科学研究科 先端環境創成学専攻
大学で水のリサイクルについて研究をしていたことがきっかけで、会社説明会に参加しました。社員座談会では、研究開発の業務経験もある社員の方から有価物回収技術を新たに開発されたお話を聞きました。オルガノはきれいな水をつくる印象が強かったのですが、回収した水から不純物を除去してきれいな水にするだけでなくそこに含まれる不純物を再利用する発想や新しいものを生み出す仕事にも携われることにも惹かれました。また、社員座談会でお話してくださった先輩社員の皆さんの充実感に満ちあふれた表情が頭から離れず、ここなら仕事に前向きに取り組めると確信し、オルガノを志望しました。
現在の仕事は、純水、超純水を製造するための装置の開発と、砂糖、酒類などの食品精製に携わっています。
どちらも「イオン交換樹脂を用いた液体の精製」ですが、水の場合は不純物をすべて除去。一方、お酒などの食品の場合、良い香りは残しつつ、良くない香りの原因となる物質を除去するというように、評価基準も人の感覚に左右されます。お客様の要望をしっかり汲み取り、仮説を立てた実験結果に納得していただけたときにはモチベーションがぐんとアップします。
実際に工場に出向き、ラボ内の試験で成功していた水処理が現場でも適応するかどうか確認する現場試験では、予想外の結果から学ぶことも多いのですが、実際にうまく処理できたときの喜びはひとしおです。
私の夢は2つあります。1つ目は、自分の実験結果をもとに作られた装置が必要な場所で活躍すること。2つ目は、新しい研究テーマを考案して開発に携わることです。オルガノは水のプロフェッショナルではありますが、枠にとらわれずに新たなことにチャレンジできる環境に恵まれています。昨年、新たな研究テーマの提案会に参加した際に、アイデアは良いけれど、より具体的な技術を考えられるようになるといいねとアドバイスをいただきました。その足りない部分を追求し、次回の提案会にも参加する予定です。開発センターでは、業務時間の10%を研究テーマの考案や、調べる時間に充てることができます。ここで知識と経験を積み重ねながら、他の部署にも目を向けて、斬新なアイデアで広く社会に貢献できるよう努力していきます。