社員写真

研究開発 | 社員インタビュー・オルガノとわたし

オルガノとわたし

微生物研究から始まった
水探求。社会インフラを
支える誇りを持ち、まだ見ぬ
技術の種を探し続ける

C・U 2020年入社

技術開発本部開発センター機能商品グループ

研究開発

微生物の研究に打ち込んでいた彼女が、水処理の総合エンジニアリング企業の門を叩いた。
当初の希望とは異なる配属先のスタートだったが、今に至る道のりを紐解くと、
一貫した探究心に裏打ちされたキャリアが見えてきた。

オルガノとの出会い、

そして入社への想い

微生物がきっかけで知った、水処理の世界。決め手はアカデミックな“人”の魅力

――まずは、現在のお仕事について教えてください。

水処理に使用する装置の開発を担当しています。研究というよりは、製品開発に近い業務ですね。具体的には、「EDIユニット(電気再生式脱塩装置)」と呼ばれる、電気の力で原水中の不純物となるイオンを連続的に取り除く装置です。

――学生時代から専門的に研究されていた分野なのでしょうか。

いえ、まったく違います。私はもともと生物を勉強する学科で微生物の研究をしていました。水中の有害物質を無害化するような機能を持った微生物です。

研究のなかで、その微生物が工業的にどのように利用されるのかを調べてみたところ、水処理の現場で使われていることを知りました。汚れた水を、河川などに放流できるレベルまできれいにする「排水処理」という工程ですね。そこから「排水処理を手がけている会社」を探してたどり着いたのが、オルガノでした。

――水処理関連の企業は他にもあったかと思いますが、最終的にオルガノを選ばれた決め手は何だったのでしょうか。

理由はいくつかありますが、一番は面接などの選考過程で出会った社員の方々の雰囲気が、すごく良いなと感じたことです。

特に印象的だったのが、役員面接の際に、役員の方が私の研究について熱心に質問をしてくださったことです。他の企業の選考では役員レベルの方からそこまで深く聞かれることはあまりなかったので、「オルガノはアカデミックな視点を持った方が役員となっている会社なんだ」と強く感じました。もちろん他の企業でもそういうケースはあると思いますが、選考時にそこを強く感じたというお話ですね。

あと、「微生物利用」や「環境浄化」といった軸で企業を探していて、水処理だけでなく、食品メーカーの微生物検査や、環境分析会社なども見ていました。そのなかでもオルガノは、環境と微生物に密接に関われる会社だと感じました。もともと排水処理に興味があったので、ここなら自分のやりたいことができるだろう、と。

やりたかったのは「汚い水をきれいにする仕事」。配属されたのは、一番きれいな水でした

――入社当初から、開発センターを希望されていたのですか。

そうですね。ただ、たしかに配属は開発センターではあったのですが、希望とは違うチームでした。

私は微生物が活躍する「汚い水をきれいにする仕事」がしたかったので排水処理の部署を希望していましたが、配属されたのは社内で「一番きれいな水」を扱っているところで。いわゆる「超純水」と呼ばれる、不純物を極限まで取り除いた水の、品質を測定する計器の評価などがメインの業務でした。ただ、やってみたら、その仕事もとても楽しかったので結果オーライでしたね。

その後、社内のローテーション制度を利用して異動希望を出す際に、「もう少し純度の低い水をやってみたい」という思いと、基礎研究寄りだった最初の部署から「もっと製品開発寄りの仕事がしたい」という希望を伝えました。その結果、今の商品開発の部署に異動となったという流れです。

「らしさ」が輝く職場:

オルガノの文化とチームワーク

利益優先だと思っていた。でも、ここはインフラを支える会社だった

――実際にオルガノで働き始めて、入社前に抱いていたイメージとギャップを感じることはありましたか。

入社前は、オルガノは水処理業界でトップレベルの会社ということもあって、もっと厳しいというか、利益を優先するドライな社風なのかな、というイメージを漠然と持っていました。

でも、選考過程で社員の方々の人柄に触れて、そのイメージは少しずつ変わっていきました。そして入社後、役員の方々から「利益はもちろん大事だけれど、我々の仕事は社会のインフラを支えるという側面も非常に重要だ」というお話を聞いて、その印象が良い意味で確信に変わりましたね。

例えば、水道水や下水の処理といった事業は、利益率が高いわけではないそうです。それでも「社会インフラとして非常に重要だから、オルガノはそうした分野にもきちんと取り組んでいく」と。その話を聞いて、利益だけを追求するのではなく、社会的な意義を大切にしている会社なんだなと、とても印象に残りました。

そしてそうした思いはお客さまとのやりとりにも現れていると思います。営業のメンバーから聞く話でも、「オルガノさんは親身になってくれるから」とお客さまから言われることが多いようです。そういう文化が根付いているんだな、と入社してから感じました。

オルガノで描く成長の軌跡:

未来のキャリアパス

顔も知らない相手との社内調整。若手を育てる“厳しさ”と“優しさ”

――これまでの業務で、特に印象に残っているプロジェクトはありますか。

入社3年目のときに、新しい試験設備の立ち上げを任されました。近年実施していなかった評価を行う必要があるもので、当時の資料も十分な量がないなか、その設備の設計から評価にかかわる他部署や工場への協力依頼など、一連の社内調整を担当しました。

特に私は入社タイミングがコロナ禍だったこともあって、開発センター内でも顔を知らない方は大勢いましたし、それ以上に本社の方々はほとんど会ったことも見たこともない状態でした。そんななかで、他部署の目上の方々に「この試験がなぜ必要なのか」を説明し協力を仰ぐのは、精神的にかなり大変でしたね。

――その困難を、どのように乗り越えたのですか。

もちろん、重要な場面では上司がサポートしてくれましたが、細かな調整は自分で進める必要がありました。その過程で、どの部署にも必ず親身になってくれる人がいたことが助けになりましたね。

なかには、「もっとこうした方がいい」と厳しく指摘してくださる方もいました。当時は正直ダメージを受けてしまうこともありましたが、今振り返ると、そのアドバイスがあったからこそプロジェクトを前に進められたのだと思います。あの経験は、自分にとって大きな学びになりました。

――意見や要望を聞いて、それに応える人がいたということですね。

そうですね。「メンバー同士での発信と受信はきちんとやる」という文化は全社的にあると感じています。特に開発の現場では、何か課題があったときに、上司や先輩がまず「君はどう思うの?」と若手の意見を聞いてくれますね。だからこそ、自分の考えを発言しやすい雰囲気が、ごく自然にあるのだと思います。

雰囲気でいうともう一つ、オルガノが手がけている事業は、非常にニッチで専門性が高い分野です。なので学生時代の専攻だったり、前職までの経験がドンピシャで当てはまるという人は多くはないのではないかと思います。

でも、だからこそ、会社には「知らないのが当たり前だよね」という前提があって、誰もが親身になって教えてくれます。私のように、学生時代の専攻とは異なる分野でも、挑戦し、成長できる環境があると思っています。

エラーだらけの研究開発。だからこそ「トライアンドエラー」が面白い

――仕事をする上で大切にしている考え方や価値観があれば教えてください。

「トライアンドエラー」ですね。

研究開発の仕事は、エラーの連続です。実験がうまくいかないことなんて日常茶飯事です。でも、うまくいかなかったときに「なぜ、うまくいかなかったんだろう」とその原因を突き詰めて考えることで、次の成功につながっていく。

エラーの原因を一つひとつ潰していくことで、結果的に「すごく良いものができたね」となることもあります。その原因が見つかった瞬間の喜びは、この仕事ならではの醍醐味だと感じています。

私のキャリアのように、違うなと感じていたことも、やってみたらとてもよかったということもありますし(笑)。どんなこともとりあえずトライして、エラーが出てもそれはそれで向き合って原因を考える。その積み重ねで、これからも進んでいきたいと思います。

その他のインタビュー
社員インタビュー一覧を見る

職種と人